名古屋、一宮のTKC会計事務所 税理士法人大樹

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お知らせ

2025年11月25日

 経済産業省が定める「DX認定制度」への取り組み

 税理士法人大樹では、DX認定制度の認定に向けて、以下の通り取り組みを進めています。

(1)経営ビジョン・ビジネスモデルの策定


 税理士業界では、業務の属人化や情報のブラックボックス化が課題となっています。
 当事務所では、DXを通じて以下のような改善を目指しています。

  ・業務手順・対応方法の標準化と自動化による属人化の防止
  ・クラウド共有フォルダやZoom・Teams等のビデオ通話を活用し、時間・場所にとらわれない情報共有
  ・RPAやAIの活用による対応スピードと品質の平準化
  ・デジタル技術を介したお客様との円滑なコミュニケーションの促進
 
 DXはまだ発展途上ですが、「人にしかできない業務に集中できる環境づくり」と
 「お客様へのサービス品質向上」を目指し、段階的に取り組みを進めています。


(2)DX戦略


【戦略の方向性】
 ・お客様専用のSharePointサイトを構築し、安全なデータ共有環境を整備
 ・CopilotやPower Appsを活用し、リマインド・書類チェック・資料請求などをAIで自動化
 ・フォルダ格納→AI・RPAによる会計仕訳→翌日にはお客様へ会計情報提供という仕組みの構築を目指す
 ・業種に応じた補助金・助成金情報など、オリジナル情報の提供も検討


【体制・組織】
 ・所長(社長)主導でDXを推進
 ・若手中心の6つのプロジェクトチームを編成し、実務担当者やお客様の声をもとに改善を検討
 ・社内にシステムエンジニアを配置し、技術支援体制を構築
 ・外部コンサル、RPAベンダー、海外開発企業と連携


【人材育成・確保】
 ・入社時研修でPC操作やPower Automateの基礎を教育
 ・月例会議で全社員向けのITリテラシー教育を実施
 ・外部講師によるAI・セキュリティ教育を内製化して社内展開


【IT環境整備】
 ・Microsoft 365(OneDrive、SharePoint、List、Teams、Power Automate、Power Apps、Outlook、Copilot)を活用
 ・AWSはHPや専用アプリ開発に活用
 ・Microsoftのセキュリティ機能によるアクセス制限
 ・ローカルサーバーへのバックアップ保存
 ・AIを軸とした基幹システムをM365で再構築中


(3)DX戦略の達成度を測る指標


 当事務所では、以下の指標を用いてDXの成果を測定しています。

  ・日報と請求書データを紐付けた人時生産性の向上
  ・昨年度との比較による工数の変化(業務効率化)
  ・お客様からのお褒めの言葉などによる満足度の定性的評価
  
 業務効率化の先に、ホスピタリティの向上を目指しています。


(4)経営者によるDX戦略の推進状況の対外発言


 代表社員 杉戸俊之は、以下のような形でDX推進に関する情報発信を行っています。

  ・セミナー登壇を通じて、DXの方針や実践事例を紹介
  ・事務所見学の受け入れにより、社外の方にDX環境を公開
  ・今後はホームページでの定期発信を予定
  
 外部との対話を通じて、地域や業界全体のDX推進にも貢献してまいります。


税理士法人大樹 代表社員 杉戸俊之


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